箱根の宮ノ下にある富士屋ホテルってご存じでしょうか。
明治11年に創業した、日光の金谷ホテルと並ぶ日本のリゾートホテルの草分け的存在のクラシカルなホテルです。
ちなみに2020年夏までは耐震補強工事のため休館中とのことですが。
以前、一度だけこちらのホテルに宿泊したことがあります。
ただただのんびりするためだけに行ったので、部屋にこもりきりで本を読み、うたた寝をし、気が向いたら温泉につかるだけの1泊2日。
こちらのホテル、宿泊したのはフォレスト館だったんですけれども、お部屋のお風呂はユニットバスなんですが、蛇口からは温泉が出る仕組みでしてね。
部屋にいながらにして温泉つかり放題という贅沢。
それはたいへんありがたかったのですが。
お風呂に入る時って、お湯につかる前にからだを洗うものじゃないですか。
でも、トイレ付きのユニットバスだから、洗い場が無いんですよ。
からだを洗うなら、バスタブの中でやるしかないわけで。
でも、そうすると、からだを洗った後にバスタブにお湯をためはじめないといけない、という、なんとももどかしい思いをいたしましたね。
閑話休題。
おこもり目的で行ったので、食事のルームサービスをお願いしたのですが、その時にいただいたのがホテルオリジナルのビールです。
富士屋ホテルが源泉を所有している天然水を使っているので、原料がまずオリジナルなんですね。
タイプはケルシュスタイル。
華やかな香りがしますが、エールにしては味わいはさっぱりめという印象でした。