グラスやジョッキにつがれているおいしそうなビールの画像を思い描いてください。
そう言われたら、ほとんどの人が黄金色の液体の上に白い泡がある姿を思い浮かべるんではないでしょうか。
事程左様に、ビールになくてはならないものとして認識されている泡ですが、私個人としては、あってもなくても特に気にしない、というスタンスです。
ビールに泡が必要とされる理由は、もちろんあります。
例えば、口当たりのよさを演出するという理由。
たしかに、クリーミーな泡を感じた後に舌に感じる炭酸の刺激、というギャップは楽しいものです。
しかし、個人的には、本体と泡の比率がどうたらとか、そこまでこだわる必要性までは感じないんですね。
と言うか、もっとぶっちゃけてしまうと、泡が邪魔だな、と思うこともしばしばあったりします。
ジョッキで頼んだ時にありがちですが、泡ばかりで本体が口に入ってこない、とかね。
「肉まんかよ」と一人ツッコミを入れるあのむなしさ。
しかし、どストライクなビールの場合は泡までうまい時があるので、一概には言えないのですけれども。
本体と泡は7:3が一番うまい比率、という話をよく聞きますが、それだけが正解でなくてもいいんではないかな、というのが正直なところです。
また、本体にふたをして気が抜けにくくする役割もあると言いますね。
それだって、気が抜ける前に飲み干してしまえばいいではないの、と思うのですよ。
そんなに目の前にあるビールを放置するものなんですかね。
混んでいる居酒屋で注文回数を減らすために大ジョッキをオーダーした、とかならわからんでもないのですが。
まぁ、気の抜けたビールはおそろしくまずいので、万が一にもそんなことが起きないようにしたいという気持ちはわかりますけれども。
泡で思い出したのですが、以前、こんなマンガを見たんですよ。
【アフタツイコミ】
— アフタヌーン (@afternoon_manga) 2019年7月8日
ドイツはビール大国! みんな「泡」を作るのがホントに上手です。
そんなドイツのビアガーデンで目撃した「プロの技」についての話。#アフタツイコミ #ぽけっとドイツ手帖 #ぽけドイ #白乃雪 #ドイツ暮らし #国際結婚 pic.twitter.com/eHMa4mO6f3
ドイツ在住のマンガ家さんなんですが、衝撃でしたね。
スプーンで泡をつくるなんて自由だなー、と。
で、自分でも試してみたわけですが。
これをね。
スプーンをグラスにつっこんで、ちょっとガチャガチャ動かすと、この通り。
お味は、たいへんまずかったです。
いや、そりゃそうだよね。
そもそもグラスにつぐ時にも多少はガスが抜けているわけだし、そこへ泡をたてるために、更にグラス内の本体のガスを使うんだもの。
それとも私のやり方が悪いだけなのか…。
とりあえず、このやり方をするのであれば、別容器に泡をつくる用のビールを用意して、できた泡をのっける、というのが無難かなーと思いました。